市場に出回る果物の多くは、流通性を考慮して早採りされています。つまり、完全に熟す前に収穫・出荷されるのです。 追熟（収穫後に美味しくなる）する果物はそれでも問題ないのですが、ブルーベリー・すもも・イチジクは追熟しないので、樹上完熟した果実は農園でしか味わえません。
そして驚くことに農家の方から「最高に好きな果物は"ブルーベリー"」「今まで食べた果物の中で最も感動したのは”すもも”」「果物の中で一番美味しいのは”イチジク”」 と耳にしました。一人や二人ではなく何人もです。
農家自身がそんなに美味しいと思っているのになぜ栽培・出荷・流通されないのでしょう。それは、ブルーベリーは収穫が非常に手間が掛かることに加えて、 完熟したものは流通に適さないからです。そして、すもももイチジクも同じく完熟したものは流通に耐えられないのです。
それなら直接摘み取ってもらえば、買いにきてもらえれば本来の最高に美味しい果物を味わってもらえるのではと思ったのです。